埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1005
■ 種類 学会発表
■ タイトル 高CO2条件下で育成したアカマツ実生苗の地下部における炭素動態−根、菌根および根外菌糸体の成長に着目して−
■ 著者 三輪誠    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元 日本森林学会
■ 出版年 2008
■ 誌名・巻・号・年 第119回日本森林学会大会、平成20年3月27日
■ 抄録・要旨  大気CO2濃度の上昇は、樹木の成長や生理機能に様々な影響を及ぼすことが知られており、その影響を評価する必要がある。一方、多くの樹木は外生菌根菌と共生関係を築いている。外生菌根菌は樹木の根に菌根を形成し、樹木の養水分の吸収を援助する一方で、樹木から光合成産物を炭素源として受け取り、その生育に利用している。これらのことから、大気CO2濃度の上昇が樹木に及ぼす影響を評価する場合、樹木のみへの影響を評価するのではなく、樹木−外生菌根菌共生系への影響として、両者への影響をリンクさせて評価する必要がある。しかしながら、これまでの研究では、樹木そのものの成長や生理機能に及ぼす影響に着目している場合が多く、菌根や根外菌糸体の形成など、樹木の地下部に及ぼす影響はほとんど調べられてこなかった。  本講演では、これまでの研究成果を中心に、高CO2条件下における樹木地下部の炭素動態について総合的に検討した。
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